こんにちは 歯科衛生士の永江です★
長い夏も終わって、さわやかな季節になってきましたね
涼しくなると夏の疲れがどっと出ることもあるので、
皆さま体調にはどうぞ気をつけてください
今日は以前の記事の続きで、妊娠中に特に起こりやすい
歯のトラブルについてご紹介します。
その歯肉炎になりやすい
妊娠すると、女性ホルモンの分泌が促進されます。
そしてこの女性ホルモンを好む歯周病菌が急増するため、
普段よりも容易に歯肉に炎症が起こりやすくなるのです。
また、つわりや気分的な原因のため、丁寧な歯磨きが
おっくうになるため、お口の中が不衛生になりやすい
というのも要因です。
さらに、妊娠中は、唾液の分泌量が減少するので、
自浄作用が低下します。
そのむし歯になりやすい
上記の理由で、お口の中が不潔になりやすいことに加え、
酸にさらされる機会が多くなり、
歯が溶けやすい環境になります。
妊娠中の唾液は酸性に傾くと言われています。
またつわりの影響で、胃酸が逆流することもあります。
妊娠中は酸っぱいものを食べたくなるということもあります。
また食事の回数が増えるので、お口の中が汚れやすい
状態になります。
そのむし歯ではないのに歯が痛む
妊娠中は、歯の神経が通っている歯髄で充血が起こる
ことがあり、神経が圧迫されて、痛みを感じることがあります。
これは、妊娠5か月ころまでに自然に治ると言われています。
その歯周病ではないのに歯がグラグラする
妊娠時には、出産しやすくなるように骨盤の靭帯が緩くなります。
それに伴って体の各部の靭帯も緩み、歯と骨をつないでいる靭帯である
歯根膜も緩むので、歯が動くことがあります。
妊娠8か月までに生じ、それ以降はしだいに減少していく症状だと
言われています。
その妊娠性エプーリス
これは良性の腫瘍の一つです。歯肉が大きく膨らんでコブの
ようになります。
原因は、性ホルモンの不均衡や増加と考えられますが、
出産後に自然と治る場合が多いと言われています。
出産後も残っている場合や、妊娠中でもどうしても邪魔で仕方の
ない場合は、切除することがあります。
その~は、妊娠中に特有のもので自然と治癒する場合が多いですが、
その、は日頃の口腔ケアができているかどうかにかなり左右されます
具体的にどのように妊娠中に口腔ケアをしていけるかは
また近々取り上げたいと思います☆彡
★Part1はこちら>>http://koguchishika.net/2013/08/post-6bde.html
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