こんにちは。技工士の髙山です。
今回もジルコニアのカタナのケースです。
前回もカタナジルコニアでしたが、ジルコニア独特のギラつきを抑える為にグレーズ材を使って仕上げました。こうすることによって艶を出し、同時にギラつきが消えます。
今回のケースです。
下の歯との噛み合わせが深いので、歯の厚みが取れませんでした。こういう時には強度の高いフルジルコニアが有効です。
口の中の画像です。
歯の色がしましまの模様になっています。
こういう場合は、いろんな陶材を使って色を再現出来ればいいのでしょうが、難易度も高く、また先ほど記したように今回のケースは厚みがほぼ取れない。
といったことからステイニングでいこうと院長と相談し決めました。
テックが入っています。
これをコピーし、今回は、軽く透明陶材をレイヤリングすることにしたので、その分をカットバックした設計をし、セレックで削り出しました。
その後、焼結させ、軽くレイヤリングして、ステイニング。
ジルコボンドのように複雑な事はしませんでした。
セットした画像です。
口の中に調和出来たと思います。
厚みが取れない今回のようなケースで、費用も抑える事を出来るジルコニアのステイン。
オススメです。
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