誤嚥性肺炎を防ぎましょう! - 練馬区 上石神井の歯医者

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誤嚥性肺炎を防ぎましょう!

こんにちは!
歯科衛生士の棚橋です。
久しぶりに歯科コラムを書きたいと思います。

みなさんは、誤嚥性肺炎という病気をご存知ですか?

誤嚥性肺炎は、死を招く危険のある病気です。

実際75歳以上の死因第1位は、肺炎ですが、そのうちの多くを誤嚥性肺炎が占めています。
がんや、心筋梗塞、脳梗塞などの三大疾患よりも多いのです。
人ごとではありませんね。
今回は、誤嚥性肺炎の原因について解説していきます。

〈誤嚥性肺炎の原因はお口の中の菌にある!〉
私たちは普段何も考えずにご飯を食べ、飲み込んでいると思います。
普通は、食べ物を咀嚼してから食道〜胃へと流れ落ちていきます。

しかし、飲み込む力(嚥下力)が低下すると、誤って気管〜肺の方へと行ってしまいます。
お口の中は最近が多く生息しており、食べ物や唾液とともに口腔内細菌も肺に行き、そこで炎症を起こすと肺炎になります。
これが誤嚥性肺炎です。

健康な方であれば、誤嚥してもむせることによって吐き出すことができますが、高齢の方や、筋力が著しく低下している方は、この咳反射がでません。
身体の抵抗力も落ちているため、誤嚥性肺炎によって、亡くなることもあるのです。

〈誤嚥しやすい方の特徴〉
誤嚥しやすくなっている方の特徴として、以下のことが挙げられます。
① 以前よりむせやすくなった
② 以前より食事の時間が長くなった
③ パサついたものが食べられなくなった
④ 食べる量が減った
⑤ 体重が減った
⑥ しゃがれ声になった
⑦ 痰が絡まりやすくなった
⑧ 食べ物が口腔内に残るようになった
⑨ 食べ物や薬が喉に残っているように感じる
⑩ 歯科医院での治療中、喉に水が貯められなくてむせるようになった
⑪ 寝ている時に、急に咳き込んで起きるようになった

このチェックリストに当てはまる方は、嚥下力が低下していて、誤嚥しやすい状態にあると考えられます。

次回、誤嚥性肺炎をできるだけ招かないように今からできる対処法について解説していきます。

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