こんにちは。技工士の髙山です。
前回はフレームを模型に適合させるところまででした。
今回は実際の口で試適するところからになります。
模型に適合させたフレームです。
このフレームを口の中で試適してみます。
この時、交合の高さや、運動時の干渉を調整します。
また、歯茎との隙間など、清掃性に影響する場所なども調整します。
最後まで完成させ、セットの時に調整するやり方もありますが、試適を数回入れていく方が、より丁寧な仕上がりが望めます。
ポーセレンを盛って焼成し、大まかに形態修正しました。
口の中で再度試適です。
高さなどの修正はフレームでの試適で済んでますので、ここでは主に歯の形を見ます。
形を整えたり、表面のリアルさを出すなどさらに形態修正を行い、その後、艶を出す為に窯で焼きます。
続けて、研磨剤でさらに光らせ仕上げます。
工程ごとに試適を行ったので、処置の回数も多くなりましたが、一つ一つの作業を確実に行えたので丁寧な仕上がりになったのではないかと思います。
以上、ジルコニアのフレームを使っての前歯を紹介しました。
(※今回のジルコニアのフレームを用いたオールセラミックの症例は自費の治療となります。)
虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ
月・火・金は夜21時まで診療 開業33年の信頼と実績 上石神井駅より徒歩7分 土曜も18時まで診療 体験談多数掲載中