お口の乾燥の対処法 - 練馬区 上石神井の歯医者

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お口の乾燥の対処法

歯科医師の本田です。
お口の乾燥で悩んでいる方は 近年 増加傾向にあると思います。
この春から「口腔機能低下症」という病名が新たに保険導入され、その中の1つに '口腔乾燥' という項目があります。
他には 口腔不潔*咬合力低下*舌口唇運動機能低下*低舌圧*咀嚼機能低下*えん下機能低下 と合計7項目あり、そのうちの3項目あてはまると『口腔機能低下症』と診断されます。

こぐち歯科でも 口腔乾燥の検査や低舌圧(舌と上あごや食物との間に発生する圧力が弱いこと)の検査などを行って、「口腔機能低下症』の方の診断や治療を行っていきます。

そこで「口腔乾燥」と診断された方のご自身での対処法をお伝えしたいと思います。

★口腔乾燥の原因はだ液の減少です。
だ液は、耳下腺 顎下腺 舌下腺 という3つのだ液腺と、口の中に多数ちらばっている小だ液腺で作られています。
正常で一日、1~1,5リットル分泌されます。
耳下腺からはサラサラとしただ液だけが分泌されますが、顎下腺、舌下腺からはサラサラしただ液とネバネバしただ液の両方が分泌されます。

◎だ液をサラサラにする「水分補給法」
まず、緑茶やウーロン茶などのお茶ではなく 水を飲みましょう。
お茶に含まれるポリフェノールにだ液分泌を抑制する作用があるからです。

水の摂取量の目安は一日に1,2リットルで時間を決めて一定量を飲むことが大事です。
*朝起きてすぐの歯みがきのあと。
*午前10時ころ
*午後3時ころ
*午後9時ころ
と一回に200CC(コップ1杯位)を飲むことが大事です。

◎よく噛む
食事の際にはよく噛んで食べるとだ液腺が刺激されだ液の分泌が増えます。ガムや出し昆布を噛むのもだ液腺が刺激されます。

◎舌の体操をする
口の中で舌を左右に大きく動かします。
舌で頬っぺたを内側から押して膨らむ位が目安です。
舌先で歯の表側をなぞるようにしながら舌を回します。右回り、左回りと数回行います。

◎だ液腺マッサージ
指を使って外部からだ液腺を直接刺激する方法もあります。
こめかみの下、耳たぶの前側に「耳下腺」があり ここを4本の指でゆっくり回すようにマッサージするとだ液がじんわり出てくることを感じられます。又、顎の下から親指で舌を押し上げるようにマッサージするのも効果的です。

いろいろな方法がありますので、お口の乾燥で悩んでいる方は 是非 試してみて下さい。

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