こんにちは。技工士の高山です。
今回はジルコニアボンド(ジルコボンド)の紹介です。
ジルコボンドを裏側から見た画像です。
フレームをジルコニアというとても硬いセラミックで作製しています。
作製の手順としては、焼結されていない、黒板に使うチョークのような状態のジルコニアのブロックをセレックで削り出します。
その後、専用の釜で1600度の高温で焼きます。
焼き上がったフレームを調整して、セラミックの粉を盛り上げ、焼きます。
土台の状態です。
ファイバーコアが入っています。
土台の下の、斜め後ろの歯にはメタルボンドが入っています。
メタルボンドはフレームが金属になるので、今回の全部がセラミックのジルコボンドとの違いが見れると思います。
セットした画像です。
上に入れたジルコボンドに比べ、メタルボンドは根元の方の色が自然ではない感じがします。
べたっととした色合いというか、単調な感じがします。
天然の歯が一つ前にありますが、やはり透明感があり当然ですが一番綺麗です。
ただ、ジルコボンドも天然の歯に比べても見劣りはしません。
ジルコボンドは強度も高いフレームを使いますし、金属アレルギーに対しても有用です。
もちろんメタルボンドは有用な症例も多くあるので大切な被せものです。
様々なケースによって使い分ける必要がありますし、料金の違いなどもありますのでご参考にしていただければ幸いです。
今回は、メタルボンド、ジルコボンドの色の違いを紹介する事が出来るケースのご案内でした。
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