こんにちは。技工士の高山です。
今回はEMAXの被せものです。
自費のオールセラミックの被せもので、セレックで削り出した後に焼いて歯の色にし、ステインを使い着色し仕上げます。
模型です。下の歯の5番目、6番目になります。
土台の画像です。
オールセラミックには必須のファイバーコアです。
土台の手前の歯はジルコボンドが入っています。(4番目の歯)
ジルコボンドはジルコニアのフレームに何種類かのセラミックの粉を盛り、焼くことによって陶器のように硬く、艶のある歯に仕上がります。
製作にはEMAXより手間がかかりますが、透明感のある仕上がりは、あらゆる被せものの中で一番です。
EMAXのクラウンのステイン仕上げです。
前の歯に合わせてA2といって、標準より一段階明るい色です。
セットした画像です。
別の角度から
前の歯の色とピッタリ同じになりました。
ピントがずれて分かりにくいですが、ジルコボンドは上の方に綺麗な透明な層があります。
EMAXも綺麗な仕上がりですが、ステイン法はあくまでも擬似的な透明感なので、ジルコボンドとEMAXの差はやはりここかなと思います。
(EMAXも透明感を出す為に、透明な陶材を盛るレイヤリング法というものがあるのですが、また別の機会にご紹介します。)
以上、ジルコボンドとEMAXの紹介でした。
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