こんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
超高齢社会に突入している日本のため、ご家族の介護をされている方は大勢いらっしゃいます。
高齢者の死因の高い位置に肺炎が挙げられますが、毎年誤嚥を起こして結果肺炎で亡くなる方が後を絶ちません。
今回は、介護が必要な高齢者の方に食事を作る時の工夫や、詰まりやすい食べ物について解説していきます。
〈細かく刻めばいいわけではない〉
要介護者の方の歯の本数が少なかったり、またグラグラしている歯があると、食べ物を細かく刻んで食べやすくしてあげたくなるかもしれません。
しかし細かく刻むと人によっては、逆に誤嚥しやすくなります。
加齢とともに飲み込む力や舌の動きが鈍くなりますが、細かく食べ物を刻むと食べ物が口の中いっぱいに広がりやすくなり、嚥下がスムーズにいかないかもしれません。
そのため誤嚥を招く危険性があります。
〈とろみをつける〉
食べ物を飲み込みやすくするには、食材に“とろみをつける”ことがポイントです!
そうすると、食べ物が口の中でまとまりやすくなりますし、スムーズな嚥下を促してくれます。
ほかにも、食材を柔らかく煮込むなどの工夫もできます。
根菜類は隠し包丁を入れて、柔らかくなるようにしましょう。
また漬物などの歯ごたえのあるものも、切れ目を入れて食べやすくしてください。
〈詰まりやすい食材〉
高齢になると、唾液の分泌量が減るため、喉に物が詰まりやすくなります。
とくに、お餅やカステラなどの粘り気があったり、口の水分を奪う食べ物は要注意です。
ほかにも、喉に勢いよく入りやすいこんにゃくや、喉に張り付きやすい板海苔なども、注意が必要です。
食事の時はそばにいて、異変がないか見守るようにしてください。
〈ちょっとした工夫で誤嚥を防げる〉
年齢が上がるにつれ、食べ物を飲み込みづらくなったり、むせやすくなったり、誤嚥しやすくなります。
食材にとろみをつけたり、また切れ目を入れて柔らかく煮るなどの少しの工夫で誤嚥のリスクを減らすことができます。
すこし手間はかかるかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
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