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乳歯のむし歯をが及ぼす影響

こんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️

「乳歯にむし歯ができても、どうせそのうち永久歯に生え変わるから大丈夫」と考えていませんか?
このような考え方はとても危険です⚠️
今回は乳歯のむし歯がもたらす影響について解説していきます。

《乳歯のむし歯がもたらす3つの悪影響》
個人差はありますが、乳歯はだいたい生後6ヶ月ごろから生え始め、6歳ごろから徐々に永久歯へと生え変わります。
しかし、乳歯のむし歯を放置することには3つの危険があります。

①永久歯の歯並びが悪くなる
乳歯のむし歯がひどい場合、最悪抜歯しないといけないことがあります。
早くに乳歯がなくなると、その後生えてくる永久歯に必要なスペースを確保できなくなり、ズレて生えてくるため、結果歯並びが悪くなります。

②永久歯のむし歯の発生率が高くなる
乳歯の時期にむし歯がある場合と、ない場合では、口腔内のむし歯菌数は大きく異なります。
乳歯にむし歯があると、生えて来たばかりの永久歯も早い段階でむし歯になることが多いです。

③顔の筋肉や顎骨の発達が悪くなる
むし歯によって噛む時に痛みを感じると、そこを避けて一部分だけで噛むようになります。
そうすると筋肉や顎骨の発育がズレてしまい、顔のバランスも崩れる可能性があります。
またよく噛めなくなるため、栄養状態も低下します。

《乳歯をむし歯にしないためにできること》
①小さい頃から口の中の刺激に慣れさせる
むし歯予防として最も大切なことは、歯磨きです。
しかし歯磨きを嫌がる子どもは大勢います。
できるだけ乳歯が生える前から、清潔なガーゼでお口の中を拭いてあげて、刺激に慣れさせてあげましょう。

②デンタルフロスを使用する
歯と歯の間の虫歯は、乳歯の虫歯で最も多いとされているので、デンタルフロスの使用して、むし歯を予防しましょう。

③寝る前に甘いものは与えない
お子さんがそろそろ寝るかもと感じたときは、甘いものをあげるのは避けましょう。
また、甘い飲み物を哺乳瓶に入れて与えるのも、とても危険です。
砂糖を含まない飲み物に慣れさせましょう。

④毎日仕上げ磨きをしましょう
1日1回、できるだけ夜に保護者の方が仕上げ磨きをするようにしてください。
小学校を卒業するまでは、仕上げ磨きをしてあげましょう。

⑤フッ素を活用する
フッ素入りの歯磨き粉を使用したり、1年に2回は歯科医院で、フッ素塗布してもらいましょう。
むし歯に負けない強い歯を作ることができます。

⑥乳歯が抜けるたびに歯科医院に行きましょう
乳歯が抜けたら歯科医院で、隣の歯がむし歯になっていないかチェックしてもらいましょう。



乳歯のむし歯は、将来生えてくる永久歯にも大きな影響を与えます。
むし歯を放置することなく、適切な治療を受けましょう。
また乳歯をむし歯にしないために、毎日少しづつ意識していきましょう。

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