こんにちは、歯科衛生士の棚橋です☀️
2017年2月に京都府立医大のチームが、興味深い研究を発表しました。
それは、『虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が認知機能の低下を引き起こす可能性がある』というものです。
つまり、お口の中を清潔にすることで認知症を減らすことができるかもしれないのです💡
以前から、止血作用を阻害する特殊なミュータンス菌(虫歯菌)が、脳出血の発症に関与することがわかっていました。
そこで、約280人(50代~80代)の脳をMRIで調べると、ミュータンス菌を保有する約70人は、脳深部で微小な出血が起こっている割合が高いことがわかりました。
深部の出血は認知機能障害に関わるとの別の研究結果があるため、1分間に平仮名の「か」で始まる単語をいくつ挙げられるかなどの言語テストを行ったところ、虫歯菌保菌者の解答率は、菌を持っていない人よりも低いという結果になりました。
4人に1人はミュータンス菌を保有している可能性があるといわれています。
しかしお口の中を清潔に保つことにより、脳関連疾患の発症頻度を減少させることができると考えられます。
《口腔内環境を清潔に保つことは大切》
歯周病が、心筋梗塞や脳梗塞、また悪性腫瘍と関係があることは以前からこのブログでもお知らせしていましたが、虫歯菌も脳卒中や認知症と関連があることがわかってきました。
口腔内環境を清潔に保つことは、元気に長生きすることに大きく貢献します。
歯を丁寧に磨くこと、定期的に歯科医院に行ってクリーニングしてもらうこと、また治すべき歯があるなら早めに治してもらい、お口の中を綺麗に保っていきましょう。
パイナップルの花です!
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