マレーシアからこんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
“6歳臼歯”という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
6歳臼歯とは、6歳頃に生えてくる大人の奥歯です。
第一大臼歯とも呼ばれます。
上下左右4本ある6歳臼歯は、噛む力全体の85%を担うとても大切な歯です。
それと同時に、一番虫歯になりやすい歯でもあります。
今回は6歳臼歯に起こりやすいトラブルと、守るための具体的な方法についてお伝えします!
《起こりやすいトラブル》
①虫歯
6歳臼歯を虫歯にする方は多いです⚠️
生えてきたばかりは隣の歯と高さが違うため磨きづらかったり、歯自体がまだ弱いため虫歯になりやすくなります。
②歯ぐきが腫れる
6歳臼歯は、歯ぐきを突き破って生えてきます。
そのため、周りに汚れがたくさんついていると歯ぐきが腫れやすくなります。
③噛み合う時の痛み
歯ぐきが腫れていれば、噛み合わせた時にその部分が当たって、痛みが出ることがあります。
④手前の乳歯に引っかかる
6歳臼歯の向きによって、手前に生えている乳歯にあたり、出てこないことがあります。
放置すると手前の乳歯が早く抜けてしまい、のちに奥歯の噛み合わせがズレてしまう原因になります。
《6歳臼歯を守るためにできること》
⚫️フッ素を活用する
フッ素は歯を強くする役割があります。
低濃度のフッ素を毎日取り入れたり、半年に一度は歯医者さんで高濃度フッ素を塗布してもらうことにより、虫歯に負けない強い歯を作りましょう。
⚫️デンタルフロス、糸ようじを活用
虫歯になりやすいところは、歯と歯の間です!
フロスなどを使用して、間の部分も磨きましょう。
⚫️ワンタフトブラシを活用する
上記で書いたように、生えたての6歳臼歯は歯ブラシでは磨きづらいです。
そのためワンタフトブラシという小さな歯ブラシを使用して、細かいところまで磨いてあげましょう。
⚫️シーラント
6歳臼歯を始め、奥歯にはたくさんの細かな溝があります。
そこから虫歯になることが多いのですが、シーラントはその溝を物理的に埋めることにより、虫歯を予防します。
⚫️場合によっては矯正を考えましょう
6歳臼歯が手前の乳歯に引っかかって出ない場合、部分矯正が必要になる場合が多いです。
早めに歯科医師と相談しましょう。
6歳臼歯は歯の中でも一番大きく、一生涯使っていかなければならない歯です。
大切な6歳臼歯を守るために、早めの対策を講じましょう。
虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ
月・火・金は夜21時まで診療 開業33年の信頼と実績 上石神井駅より徒歩7分 土曜も18時まで診療 体験談多数掲載中