口腔ガン(口の中にできるガン)の現状 - 練馬区 上石神井の歯医者

こぐち歯科

スタッフブログ, 日記・ブログ

口腔ガン(口の中にできるガン)の現状

初めてブログを投稿させていただきます。
歯科医師の本田です。

今回は口腔ガン(口の中にできるガン)の現状についてお話しさせていただきます。

口腔ガンは全てのガンの約1%とその頻度は高くありませんが、日本では年間7500人以上の方がかかり、そのうち命を落とす人が3000人を越えています。
人口の高齢化に伴って口腔ガン患者数も増加しつつあり、10年後には1.5倍と予測されています。
イギリスやイタリア、フランスなど先進国の口腔・喉頭ガンの死亡率は年々減少しているにもかかわらず日本は発症率、死亡率ともに増加しています。しかし、口腔ガンは早期発見すれば後遺症もほとんど残ることなく「5年生存率」も90%とかなり治癒しやすいガンなのです。とにかく早期発見が大切なんです。

ではなぜ、口腔ガンで亡くなる方は増え続けているのでしょうか。
①お口に対する意識の低さ。
お口にガンはできることを知らなかった方もいるかもしれません。実際、痛みがなかったら歯医者に行かない方も多いという現状です。
お口の中にもガンができ、早期発見が大切だというこのを国民全体に知っていただくと、死亡率も減っていくと思います。

②直接見えるはずなのに低い早期発見率。
他のガンと違い、お口の中は直接見ることができるので早期発見しやすいはずですが、実際は早期発見は約20%しかありません。自覚症状がなく、見た目も初期の段階では口内炎のようにしか見えません。痛みやただれ、しこりになってしまった頃には進行してしまっているケースも少なくありません。
口内炎は基本的に3週間ほどで治ります。痛みがなく、3週間以上経っても治らない口内炎がある場合は歯科医師にみてもらうことをおすすめします。

この記事を共有する

虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ

練馬区 上石神井の歯医者

月・火・金は夜21時まで診療 開業33年の信頼と実績 上石神井駅より徒歩7分 土曜も18時まで診療 体験談多数掲載中