大人の虫歯が増えています⤴︎

マレーシアからこんにちは、歯科衛生士の棚橋です☀️

だいぶ寒くなってきていると思いますが、風邪などひかれていないでしょうか？

今回は虫歯のお話です。
厚生労働省が6年に一度行う、歯科疾患実態調査によると、5〜19歳までまでの未成年者の虫歯本数は毎回減少しているのに対して、65歳以上の高齢者の方の虫歯本数が増えていることがわかりました。

《なぜ大人の虫歯が増えているのか？》
原因として2つあげられます。

①二次カリエス
二次カリエスとは、一度治した虫歯が再発することを言います。
詰め物と歯の間に虫歯ができてしまったりすることです。

②根面カリエス
根面カリエスとは、歯の根元が虫歯になることです。
歯周病の進行や、年齢とともに歯ぐきが徐々に下がると、歯の根元が露出します。
歯の根元は象牙質という少し柔らかい組織のため、しっかりと磨けていないと虫歯になりやすいのです。

《3つの予防方法》
では、大人の虫歯をどのように予防したらいいのでしょうか？

①フッ素を活用する
フッ素は、子どもに使用するものだと考えていませんか？
実はフッ素は、大人の歯にも効果があります💡
もちろん乳歯や生えたての永久歯に使用するのが最も効果的ではありますが、フッ素入りの製品を毎日使用することにより、大人であっても虫歯に負けない強い歯を作ることができます。

②補助清掃用品を活用する
歯磨きだけで綺麗に磨こうとしても、限界があります。
特に歯と歯の間を磨く、デンタルフロスや歯間ブラシを毎晩使用しましょう。

③定期健診を受ける
自分でどんなに磨いているつもりでも、気づかない間に虫歯になっていることがあります。
そのため定期的に歯科医院での健診を受けることをオススメします。

歯周病だけでなく、虫歯の予防もしていきましょう！