マレーシアからこんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
今回は歯並びのお話です。
アライン・テクノロジー・ジャパンという会社が日本に住む100人の外国人を対象に行なったアンケートによると、100人中76人の方が「日本人の歯並びが悪い」と回答したそうです!
実際、「歯並びが良くない人の矯正治療率」はアメリカが50%と2人に1人であるのに対し、日本は21.3%と約5人に1人の割合です。
このデータだけを見ても、日本人の口腔への美意識が低いことが観察されます。
《歯並びがわるいとどんなリスクがあるのか?》
⚫️むし歯や歯周病、ドライマウスになりやすい
歯並びが悪いと、どんなに丁寧に歯磨きをしても磨き残しが出てしまいます。
そこに繁殖した細菌によって虫歯ができたり、歯周病になりやすくなります。
また、歯並びが悪いとかみ合わせが悪くなり、口呼吸の方が増えます。
結果ドライマウスを引き起こす原因ともなります⚠️
⚫️咀しゃく機能が低下する
歯並びが悪いと、上下の歯が噛み合う部分が少なくなります。
結果、咀しゃく効率が低下し、胃腸への負担が増える可能性があります⚠️
また、咀しゃく機能が低下すると、噛み合わせがいい片側ばかりで食べ物を噛むようになり、首こりや肩こりの原因にもなりえます。
⚫️顎関節症を発症する可能性がある
歯並びやかみ合わせが悪いと、あごの関節に過度の負担がかかり、顎関節症を発症してしまうことがあります。
顎関節症になると、
・口が開けにくくなる
・肩や首がこる
・顎が痛くなる
・口を閉じることができない
・顎を動かした時に音がする
などの様々な症状が現れます。
また、食べ物を噛むときには「咀しゃく筋」などを使いますが、この筋肉を左右バランスよく使うと頭部への血流が円滑に保たれます。
しかし歯並びや噛み合わせが悪く、左右偏った筋肉の使い方をしていると、頭部への血流障害が起き、頭痛やめまいが発生することがあります⚠️
⚫️視力が低下する
「歯」と「目」では何の関係もないように思えますが、顎関節のすぐ後ろには目につながる神経や血管が通っており、顎の関節の状態が悪いと、これらの組織にも悪影響が及ぶことがあります。
歯並びが悪いと顎関節に過度の負担がかかり、そのすぐ後ろにある視神経や血管にまで悪影響があるため、視力が低下してしまうことがあります。
《歯科医師に相談を》
歯並びは見た目だけでなく、体の健康状態にも影響を与えます。
気になる方はぜひ歯科医師にご相談ください◎
ラクサという、マレーシアのカレー麺です。ココナッツミルクが入っているため、まろやかなカレースープになっています。
虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ
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