マレーシアからこんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
よく日本はアメリカや、北欧諸国と比べると「予防歯科後進国」と言われます。
具体的にどれくらい口腔についての意識が違うのでしょうか?
2014年にサンスターが行った調査は、興味深い調査結果となりました。
この調査は、日本、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、スウェーデンを対象に行われました。
①オーラルケア・歯周病に対する各国の意識
歯周病についての認知度を調査したところ、日本の約98%の人が歯周病について知っており、他の国を抑えて日本が1位となりました。
②口腔ケアへの意識
自分自身の「歯」に対する考え方を聞いたところ、「歯のケアに時間やお金をかけたくない」と回答した人が日本は全体の30%であり、6カ国中最も高いものとなりました。
③口腔ケア用品への意識
口腔ケアに関する商品で、最もよく買っている価格帯を聞いたところ、日本は6カ国の中で歯ブラシにかける費用が最も低いという結果となり、日本での購入価格は1本平均233円という結果になりました。
最もお金をかけているオーストラリアと比べて、200円以上の差があります。
朝・昼・夜、歯みがきに使用しているアイテムで、歯ブラシの使用は95%を超えているものの、その他のアイテム使用率については他の国と比べて低いという結果になりました。
デンタルリンスやマウスウォッシュの使用率がとても低く、また歯磨き粉の使用率が75%を下回るのは、日本だけという結果になりました。
これらのアンケートから、日本は歯周病の認知度は高いものの、他の国と比べて「口腔ケアに時間やお金をかけない国である」ということが伺えます。
もちろんお金をかけたら歯周病にならないというわけではありませんが、費用のかけ方は口腔ケアへの意識に比例します。
歯周病は全身の健康に影響を及ぼす、感染症です⚠️
この感染症から身を守るためにも、定期的に歯科医院で検診、およびクリーニングを行ったり、自宅でも歯ブラシ以外にデンタルフロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどの補助製品を用いて、ケアしていきましょう。
とってもキレイなトカゲに出会いました^ ^
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