マレーシアからこんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
みなさんは食後どれくらい時間が経ってから、歯磨きをしていますか？
10年ほど前から、食べ物が口に入るとその酸によって歯の表面のエナメル質が一時的に柔らかくなり、再度硬くなるのに約30分かかるという海外の研究内容を根拠に、『食後の歯磨きは30分経ってから』と言われるようになりました。
《本当に30分待たないといけないのか？》
あたかも「食後すぐの歯磨き＝歯が溶ける」と多くのメディアは取り上げていますが、日本小児歯科学会は警告も与えています。
2012年、公式ホームページにも取り上げられていますが、この『食後30分後の歯磨き』説は虫歯とは異なる「酸蝕症」の実験結果から出されたものであり、普通の食生活をしている人には当てはまりにくい現象であるとの見解を述べました。
「30分待つ」のではなく、むしろ食後は早めに歯を磨くように勧めています！
歯磨きをしないままでいると、プラークの中の細菌によって酸が作られ、歯が溶け始めます。
日本小児歯科学会は、お口の中のプラークと細菌を取り除く方が重要であるとの理由から、『食事の後は早めに歯磨きをする』ように促しています。
《30分待ったほうがいい場合もある》
ただし、サイダーやコーラなどの炭酸飲料や、酢の物など酸性のものを口に含んだ後は、エナメル質が一時的に柔らかくなり、普段よりも歯が傷つきやすい状態になります。
この時はすぐに歯を磨くよりも、水や緑茶で口をゆすぐ程度にとどめて、時間が経ってから歯磨きをしたほうがいいとされています。
いろんな説があって迷うこともありますね。
しかし30分待ってから歯を磨こうと思ってそのまま忘れてしまうという方も中にはいらっしゃると思いますので、食後はできるだけ早めに歯を磨くことを習慣付けましょう。
ただし、炭酸飲料などの酸性の強いものを口にした場合は、口をゆすいで、少し経ってから磨きましょう⚠️
マレーシアには日本にない果物がたくさんあります。この果物は実がトロッとしていて、とても甘いです^ ^
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