こんにちは 歯科衛生士の永江です。
夏休みも終わり、一週間が経ちましたね
秋には運動会などイベントがある学校も多いと思いますが、
今日はお子さんへのイオン飲料水の与え方についてお伝えしたいと思います。
イオン飲料水とは、いわゆるスポーツドリンクのことで、大量に汗をかいた時に
失われる水分やミネラルなどを補給することを目的とした飲み物です。
糖分や電解質、アミノ酸、ビタミンなどをスムーズに補給できる便利な飲み物ですが、
飲み方に気をつけなければ、特に子どもにとっては、むし歯になりやすい飲み物とも
言えます⚠️
さわやかな口当たりのスポーツドリンク、実は予想以上に糖分が多く含まれています。
商品にもよりますが、だいたい500㎖のペットボトルに平均20〜30gの砂糖が入っています。
それはなんと、スティックシュガー(3g)、7〜10本分、
板チョコ1枚分以上の糖分に相当します!
これだけの糖分をゴクゴクとわずかな時間で簡単に飲みほせてしまうと思うと
少しこわいですね(・_・;
しかもこのような飲み物は習慣化しやすいと言われています。
子どもは大人よりも歯が柔らかいので、こうした砂糖の多く含まれた飲み物を
常習的またはダラダラ飲みしていると、歯が溶かされやすくなり、むし歯になることが
あります。
日本小児歯科学会からは、必要以上にイオン飲料水を飲ませないための対策として、以下のような提案がされています。
☆過激な運動や極端に汗をかいたとき以外は、普通の水で充分
☆イオン飲料を水の代わりに使用しない
☆下痢や嘔吐でイオン飲料を飲ませたときは症状が軽快したら中止する。のどが渇いたときは普
通の水を飲ませるようにする
☆寝る前や寝ながらイオン飲料を与えないようにする。夜中にのどが渇いたときには水を与える
☆入浴後は水を飲ませる
基本的に水分補給は、お水かお茶で、
また必要でイオン飲料水を飲んだ後は必ず歯磨きをしてお口の中に糖分が長時間
停滞しないようにすることを心がけてください。
ちなみに今日の写真はカンボジアでよく見かける天然のスポーツドリンクとも言われるココナッツジュースです⭐️
体調が悪い時に飲むと良いと言われました。
人工のスポーツドリンクより低カロリーで栄養価が高く、もちろん糖分も少なく、とても優れものです
生理食塩水が手に入らない時に点滴に使われることもあるそうです。
日本でも手軽に手に入ったら良いのになぁと思う果物の一つでした
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