こんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
寒い日が続いているようですが、風邪など引いていませんか?
今日は脳梗塞後の口腔ケアについてのお話です💡
毎年50万人程度が発症している脳梗塞。
日本人の寝たきり生活を送る30%の方が脳梗塞が原因とされています。
そして、寝たきり生活を送る方には、口腔ケアが十分ではなく窒息死するケースも出ているそうです💦
しかし、口腔ケアをすると良いことがたくさんあります‼︎
①肺炎を防ぐ
脳梗塞により寝たきりや口から食べられなくなった場合、唾液が減り細菌が繁殖します。
そうすると、細菌が気道内へ侵入し肺炎を起こしやすくなります。
また、舌の感覚も麻痺し、食べ物を上手く移動させにくくなり、頬の内側や上顎に食べかすも付きやすく、誤嚥性肺炎を引き起こします。
②食欲を増やし、窒息死を避けられる
口の中を刺激することにより食欲を増進させ、唾液の分泌を促します。
また、口の中にものが残った状態のまま寝かせると、窒息死の原因にもなりますので、口腔ケアを行うことで窒息を未然に防ぐこともできます!
③脳が若返る
寝たきりの方に口腔ケアを行うことで、脳が発達するとも言われています。
絶食中であっても、口腔マッサージなどを行うことが脳の刺激へと繋がります💡
洗面所まで行ける方の口腔ケアの注意点⚠️
⚫️あごが上がった状態で口腔ケアをしない
⚫️同じ目線の位置で口腔ケアをする
ケアをする相手の上から口腔ケアをすると、あごが上がってしまいます。
⚫️しっかりと深く腰掛けてもらう
⚫️車いすの場合は、フットレストから足を下ろす
足を床にしっかりとつくと、踏ん張れるようになります。
⚫️あごを手で支えてケアをする
ベッドから起き上がれなかったり、寝たきりの方の口腔ケア注意点⚠️
⚫️ベッドをできるだけ上げて、上半身を起こしてもらう
⚫️お顔を真正面ではなく、横に向ける
⚫️上半身を起こせない場合は、横向きにする
⚫️あごが少し引いた状態になるよう、枕やタオルを頭や首の後ろにはさむ
⚫️ひざや足下など身体にも枕やタオルをはさみ、調整する
身体がずれないよう、安定させます。
もし寝たきりの方で片麻痺がある場合は、麻痺していない側を下にして口腔ケアを行いましょう💡
口腔ケアには様々な利点があります。
介護している方はぜひ口腔ケアも忘れずに行いましょう!
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