こんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀️
日に日に寒さが厳しくなって来ていますね。
今日はお口と全身の健康についてのお話です。
肺炎は日本人の死亡原因第4位ですが、肺炎で死亡する人の94%は75歳以上で、90歳以上では死亡原因の第2位になります。
誤嚥性肺炎とは、お口の中の細菌が誤って肺に入ることで起こる肺炎のことです。
体力が低下していたり、嚥下障害があると誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。
お年寄りの介護をしている方は多いと思いますが、介護をする上で、忘れてはいけないのは口腔ケアです💡
とても口腔ケアをしている余裕なんてない!と思われるかもしれませんが、口腔ケアは体力回復に大きく関係してきます。
入れ歯が合わないまま、とりあえず柔らかいものを食べさせてはいませんか?
この状態が続くと、栄養を吸収出来ないため、栄養不足になって余計体力が少なくなり、飲み込む力も衰えてきます。
その結果、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります💦
逆に、入れ歯をちゃんと噛めるように調整して、少しずつ固形物の食事を出していくと、中には車イス生活だった方が、自力で歩けるようになるまで回復した、というケースも多く報告されています💡
確かに口腔ケアには大きな力があるのです‼︎
食べられなかった人が食べれるようになると、栄養がしっかりとれ、生きる力が出てくるのです!
8020運動は20本歯を残すことを目標として運動していますが、たとえ20本残ってなくても、義歯を調整して噛めるようにしてあげれば、体力は回復してくる可能性があります⤴︎
介護をされている方は本当に大変だとは思いますが、ぜひ口腔ケアも行うようにしてみてください。
お口の環境が変わると、その方の生活は向上します。
もし自力で歩けるなら、ぜひ介護しているお年寄りの方も歯科医院に連れてきてください。
たとえ歯が数本しか無かったり、全て入れ歯であっても、お口の中を清掃したり、入れ歯の状態を確かめ、必要な調整をしていきます。
もし寝たきりの状態の場合は、訪問歯科を利用しましょう💡
口は体の入り口です。
今介護している方の口腔ケアを忘れないようにしていきましょう💡
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