お久しぶりですm(_ _)m
歯科衛生士の永江です
しばらく記事をアップできず申し訳ありませんでした
最近、イタリアのシチリア島・パレルモの18歳の女性が
敗血症のために亡くなったというニュースがありました。
その原因はなんと・・・むし歯の放置にあったのです
なんと恐ろしいことだと思われませんか
むし歯の治療を放置した結果、口腔内の細菌が血液を
介して、肺に移転したとのことでした。
普通は、神経までむし歯が進んでしまうと、激痛に耐えかねて
歯科医院に行く方がほとんどなので、最後まで放置するのは
並大抵のことではないと思いますが、、、現実に起こりうるリスクを
ぜひ知っておいていただきたいと思います
初期症状からまず
①むし歯で歯の表面が溶け始める・・・冷たいものや甘いものがしみるといった自覚症状が現れ始めます。
②むし歯のバイ菌が神経を侵し始める・・・夜眠れないほどの激痛です
③感染病巣が顎の骨の中にできる・・・歯の神経が完全に死んでしまうと、歯の痛みは一時的になくなります。
しかし!ばい菌は、どんどん奥に進み、歯の根っこの周囲に病巣をつくります。
根っこの周囲が化膿してくると、鈍痛やうずきなどを感じることがあります。
④顎の骨の中で化膿が広がる・・・顎の骨の中は、骨髄と呼ばれる柔らかい組織があります。 ここにばい菌が広がると、骨が腐り始める場合があります
また、骨髄には血液が流れているので、ばい菌が入ってしまうと、全身にばい菌が運ばれるようになります
これを菌血症といいます。
⑤免疫機能が破たんする・・・元の病巣から血液中にばい菌が供給され続けると、やがて 免疫の機能不全をきたして、血液自体が腐ってしまいます
これが敗血症です
むし歯の治療を放置した場合以外にも、歯周病や親知らずの化膿を放置した場合にも、
同様のケースがあるようです。
すべてがこうなるとは限りませんがこのようなケースもあるという怖いお話です。
歯の治療には時間がかかり、根気が求められることもあるかと思いますが、
皆さん治療は最後まで頑張ってください
そして定期的な検診と、何よりも毎日の丁寧な歯磨きで悲劇を防ぎましょう
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