こんにちは 歯科衛生士の棚橋です☀
今日は以前も何回かブログに取り上げられてきた、糖尿病とお口の関係について書きたいと思います💡
過ぎてしまいましたが…世界糖尿病デーというのをご存知でしょうか?
11月14日が世界糖尿病デーです!
1985年には糖尿病患者は全世界でわずか3,000万人でしたが、世界保健機構(WHO)によれば、そのわずか10年後には1億3,500万人まで増大しました。
現在では1億7,700万人を超え、しかもその3分の1から半数の人は診断を受けていません。
また、糖尿病予備軍の増加も懸念されています。
糖尿病予備軍とは、血糖値が通常よりは高いが、まだ糖尿病と診断されるまでに至っていない状態のことです。
全世界で3億5,000万人以上の人が糖尿病予備軍だと考えられています。
最近の調査によれば、糖尿病予備軍であっても、長期の障害、特に心臓および循環器系への障害がすでに発生しているケースがあることがわかっています。
糖尿病は全身への酸素や栄養補給の低下や、有害物質を体内から排出するペースの低下といった症状を引き起こします。
糖尿病患者が血糖値をみなければならないのはそのためです。
糖尿病になると、歯周病にかかりやすくなります!
実際、64%近くの糖尿病患者が、すでにある程度進行した歯周病にかかっていると言われています⚠
血糖値が上がると唾液に含まれる糖分も増え、それが口腔内の細菌の養分になって、歯周炎になりやすい環境がつくり出されてしまうのです。
さらに糖尿病によって免疫力や治癒能力が低下すると、歯周炎が本格的な歯周病へと進んでしまいます。
また、歯周病はインシュリン抵抗性を増大させ、糖尿病を抑えようとする身体の能力を低下させてしまいます。
しかし!!健全な血糖値を維持するために治療プランをしっかりと守り、また定期的に歯磨きと歯間ブラシやフデンタルフロスなどをすれば、歯周病になる危険性を減らすことができます( ´ ▽ ` )ノ
糖尿病または糖尿病予備軍の方は、毎日のお口のケアがどうしても必要です💦
⚫1日少なくとも2回、歯磨きし、毎晩歯間ブラシやデンタルフロスを使って、しっかり歯磨きしましょう💡
⚫喫煙者の方はたばこを止めましょう🚬糖尿病で喫煙を続けると、それだけ歯周病になる危険性が高まります。
⚫3ヶ月に一度は歯医者さんに行ってクリーニングしてもらいましょう。その時、糖尿病であることを必ず歯科医に伝えてください。
⚫歯ぐきに痛みを感じたり、ドライマウス(口腔乾燥症)になったり、歯ぐきの一部が白くなっていたり、口の中で嫌な味、臭いがすることに気づいたら、すぐに歯医者さんに行きましょう。
正常な血糖値を維持することは、身体全体の健康だけでなく、お口の健康のためにも重要です。
逆にお口が健康になると糖尿病の数値も多くの場合、改善されます‼
糖尿病の方もそうでない方も、お口の健康を守るために歯磨きを頑張りましょう◎
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