こんにちは 歯科衛生士の永江です
今日は、歯を失う原因についての統計をご紹介したいと
思います
下図は、2005年に全国2000余りの歯科医院で行われた調査に
基づくデータです。
以前の記事をご覧いただいた方はご存じだと思いますが、
歯を失う原因第1位は・・・・・・「歯周病」です
全体の約42%にのぼります。
日本人成人の8割以上が歯周病に罹患していると言われていますが、
自覚症状がほとんどないため、歯医者に行く必要性を感じずに
放置してしまう人が多いという残念な現状です
第2位は・・・・・・「むし歯」(32%)です。
第3位は・・・・・・「破折」(=歯が折れること)で、11%に
なっています。神経をとる治療をした耐久性の弱まった歯で
起こることが多いそうです。
その他(14%)は、大半が親知らずの抜歯だそうです。
年代別に見ていくと
若年層では、むし歯が主な歯の喪失原因なのに対し、
年齢があがるにつれて歯周病が圧倒的に増え、
40代でむし歯を逆転することが分かります
では、歯ごとの喪失状況はどうなっているのでしょうか?
全体的には、歯は奥歯から失われる傾向にあります。
そして、奥歯が失われた前方の歯には、本来かかって良い力
以上の負担がかかるため、より失われやすくなる・・・という
悪循環に陥ってしまいます
歯を失うリスクの高い歯は以下の通りです
・きちんと治療していない(放置している)むし歯
・歯周病が進行している歯
・冠がかぶさっている歯
・部分入れ歯のバネがかかる歯
むし歯や歯周病を早期発見できるように
定期的に歯医者さんでチェックしてもらうことや、
治療が始まった歯は最後までしっかり治すことを
ぜひ心がけてください
できるなら一本も失わないですむように
自分の歯を大切に守っていきましょう
虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ
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