たかが歯周病とはもう言えない!① - 練馬区 上石神井の歯医者

こぐち歯科

スタッフブログ, 日記・ブログ

たかが歯周病とはもう言えない!①

 

こんにちは 歯科衛生士の棚橋ですsun

 

本格的な梅雨シーズンの到来ですねrain

 少し鬱陶しくも思いますが、恵みの雨に感謝しなければですねcherry

 

 今回も歯周病についてのお話です。

歯周病は歯のまわりの組織である歯茎、歯を支える周りの骨の病気で、

細菌によって引きおこされる感染症です。

歯茎の中にポケットと呼ばれる溝に細菌が居座ると、炎症が起こり、

歯茎がが赤くなったり、腫れたりします。

この炎症が継続して起こると、歯の周りの組織が破壊され、

最後には歯が抜け落ちてしまいますsweat01

 

しかし、この歯周病は単なる“口の中”だけの病気ではありません!

全身に大きな影響があるのですdanger

下記に挙げられているように、歯周病と関係のある病気は多くありますが、

今回と次回にわたって、5つの点を取り上げたいと思います。

今回はその中の3つの点について書きます。

Indexphoto02

 

one糖尿病

糖尿病は、血糖を下げるホルモン(インスリン)が足りなくなったり、

うまく作用しなくなることで、高血糖が続く病気です。

日本では237万人の方が罹っていますが、予備軍も入れると2000万人以上になるそうです!!


血糖値が高い状態が続くと、様々な合併症が起きやすいとされていて、

歯周病は糖尿病の合併症といえます。

糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べて歯周病になるリスクが高いという報告や、

歯周病の治療によって歯茎の炎症が改善すると、インスリンが働きやすい状態になって、

血糖値が改善する可能性があるという報告があります。

つまり、歯周病と糖尿病は相互関係があるのですflair

two心疾患

心疾患は、食生活や運動、ストレスなどの積み重ねが引き起こす生活習慣病の一つです。

日本での死因の第一位は悪性腫瘍(ガン)ですが、第二位はこの心疾患です。


歯周病のある人は、ない人と比べて心疾患を発症するリスクが高いことが報告されています。

また、歯周病が重篤であればあるほど、その発症リスクが高くなるとも言われています。

これは、歯周病によって歯茎で産生された炎症性物質が血液を介して

心臓の血管にも影響を及ぼすためと考えられています。

 

 

 three早期低体重児出産

 妊娠中の女性で歯周病の人は、そうでない人に比べて低体重児出産や

早産する確率が高いことが報告されています。

妊娠中の女性は、つわりによって歯磨きがなかなかできないため、歯周病に罹りやすくなります。

歯周病による炎症性物質がへその緒を通じて胎児に影響するため、

早期低体重児出産の確率が高まると考えられています。

 

 ここまでで3つあげましたが、歯周病がお口の中だけではなく

広範囲にわたって影響を与えていることが研究によって明らかになっていますflair

たかが歯周病とは侮どれないですね。

歯周病を防ぐためにも、歯磨きを特に夜は念入りにするようにしましょう(*´∀`)

 

 次回は歯周病に関係するほかの病気について書きたいと思いますpaper

 

 

 

この記事を共有する

虫歯・歯周病・歯痛を解消したい方へ

練馬区 上石神井の歯医者

月・火・金は夜21時まで診療 開業33年の信頼と実績 上石神井駅より徒歩7分 土曜も18時まで診療 体験談多数掲載中