こんにちは 歯科衛生士の棚橋です
前回、歯周病と関連のある3つの病気について取り上げましたが、
今回は残る2つについて取り上げたいと思います。
誤嚥性肺炎
肺や気管は、咳など身体が生理的に反応することによって守られています。
しかし、その機能が衰えると、自分の唾液や食べ物が誤って肺に入り、
肺炎を起こしてしまいます。
これを誤嚥性肺炎といい、唾液中に含まれる細菌が主な原因です。
肺炎は日本人の死因第3位になりました。
その背景には日本の高齢化があるようですが、肺炎の約70%以上はこの誤嚥性肺炎であると言われています。
歯周病菌は肺炎の原因となるものが多いので、高齢、認知症、脳血管障害、
手術後など、食物の飲み込みを上手く行えない人は、特に注意が必要です。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、長年の生活習慣などにより、骨が弱くなる病気です。
全身的に骨が弱くなると、歯を支える歯周組織にも影響があると考えられています。
一方で、歯周病は、歯を支える歯茎を破壊する病気です。
歯を支える周りの骨(歯槽骨)が弱くなると歯周組織の破壊が進みやすくなるため、骨粗鬆症は歯周病を進行させる一因と考えられています。
また別の話ですが、骨粗鬆症のお薬を服用している人は歯を抜くことができません
抜いてしまうと腐骨といって、骨が腐ってしまうことがあるのです!!
骨粗鬆症のお薬を服用している方は、必ず歯医者さんにそのことを予め話しておきましょう。
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