こんにちは。歯科衛生士の永江です。
今日は、歯を削らずに汚れを落とす磨き方ついてお話したいと思います。
歯磨き指導を何度か繰り返して、ある程度磨けるようになられた患者さんでも、
次に適度なブラッシング圧を覚えるのが難点になる方がいます。
私もその微妙な力加減を覚えてもらうのに難しさを感じているのですが・・・・・・
適切なブラッシング圧は、100~200gと言われています
一度、料理用のはかりで量ってみてください
意外と軽い力で良いのだと思われるでしょうか
男性の方は特にそうかもしれません
毛先が寝てしまうのは、力の入れすぎです
しかし、圧力が弱すぎると、毛先がしっかり当たらないので汚れは落とせません
程よい圧力をかけると、毛先がしなって毛先が細かいところまで届きます
歯ブラシのかたさについて言えば、ふつうのタイプをお勧めします
かための歯ブラシの方が磨けている感じがする!!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
歯を削ってしまう危険も増え、毛先もしなりにくく細かいところまで届かせにくいので
あまり良いことがありません
歯ブラシの交換時期はだいたい1ヶ月程度と言われていますが、
毛先が2~3週間で開いてしまうようなら、力の入れすぎでしょう
さらに持ち方も関係しています
鉛筆持ちを心がけましょう 意外とグーで握っている方が多いようですが、
余計な力が入りやすくなってしまいます
慣れないとやりづらいかもしれませんが、鉛筆持ちは、小回りがききやすいので
よく磨ける持ち方でもあります
そして動かし方もとても重要です
ついつい大きいストロークで磨きたくなってしまうと思いますが、
1~2本ずつ磨くようにコショコショと小さなストロークで磨いてください
また自分の手以外にも、圧力をかけてしまうものがあるのをご存じですか
自分の頬、つまりほっぺです
このほっぺの力がばかにならないのです
裏側(舌側)を削ってしまう方はほとんどいませんが、
表側(ほっぺ側)、特に奥歯の表側を磨く時は注意が必要です
口を全開に開けて奥歯の表側を磨こうとすると、ほっぺが伸びきっているので
スペースがなくなってしまい、ほっぺの圧力が歯ブラシにかかり、自分で思っている以上に
歯に力がかかってしまいます
奥歯の表側を磨く時には、口を少し閉じ気味にして、ほっぺの筋肉をゆるめた状態で
行なった方が良いでしょう
ご自分のお口で試してみてくださいね。
以上いくつかポイントを書かせていただきましたが、歯医者さんで実際に自分の口の中で
やってもらうのが一番だと思います。
何度か歯磨き指導を受けた方でも、自己流に戻ってしまいがちです。
分からないことがありましたら、その都度お気軽にお申し付けくださいね
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