杉並健康ライフ2009 シンポジウム「健康に生きる」の中の「新型インフルエンザ対策」
杉並保健所からの資料です。
①新型インフルエンザ(H1N1) H21年11月29日 杉並保健所
②ワクチンの有効性・安全性・リスクは
【効果】
インフルエンザワクチンは重症化や死亡の防止に一定の効果が期待できますが、感染を防ぐ効果は証明されていません。接種してもかからないわけではありません。
【副反応】
医療従事者22,112例に接種したうち重篤な副反応5例(両下肢筋肉痛1例、嘔吐1例、動悸1例、嘔吐・発熱・意識低下1例、末梢性めまい1例)で、いずれも回復軽快しています。 非重篤な副反応は53例(発熱・じんましんなど)となっています。
【海外産ワクチンについて】
今後輸入されるワクチンは海外で承認されていることを前提として、さまざまなデーターをもとに、安全性・有効性を確認してから実際の接種を始めます。
国内産との主な違いは
(1)国内では使用経験のない免疫補助剤が使用されている。
(2)国内では使用経験のない肪株を用いた細胞培養による製造法が用いられているものがある。
(3)国内産は皮下に接種するが、海外産は筋肉内に接種する。
③家族が感染したら
自宅での看病のポイント
- 手洗いを徹底する
- 患者さんのケアを行うときはマスクをする
- 患者さんが使用したティッシュ、マスクなどはビニール袋に入れて廃棄する
- 患者さんの部屋を専用にする(できない場合は、患者さんの隣に休む人は1m以上離れる)
- 患者さんのケアを行う人を限定する
- 患者さんの部屋の窓を開け、換気を1日数回行う。(換気を行う際は部屋のドアを閉める)
- 手洗い後のタオルはペーパータオルか、個人専用のタオルとする。
④回復後の外出は
・熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残ってます。解熱後もあなたは他の人に感染させる可能性があるわけです。
・完全に感染力がなくなる時期については、明らかでなく、個人差も大きいと言われます。少なくとも熱が下がって2日目までは外出しないように心がけましょう。
・あるいは、発熱などの症状がなくても、周囲の方を守るため、発熱や咳(せき)、のどの痛みなどの症状が始まった日の翌日から7日目までは、できるだけ外出しないようにしてください。
⑤インフルエンザにかからないために
・流行時期は不要不急の外出をひかえる
・頻回の正しい手洗い(15秒)、うがいをする
・栄養、睡眠、休養をしっかりとる
・不繊布性マスクは混雑した狭い空間で飛沫を直接あびないという意味さらに直接、手や指が口や鼻に触れない意味で有効と思われる。
・基礎疾患のある患者さんは普段から基礎疾患をしっかりコントロールしておく
インフルエンザにかかったと思ったら
・咳エチケットを徹底する
・通学、通勤を自粛する
・外出を控える(熱が下がって2日経過するまで)
・手洗いを徹底する
・栄養・睡眠・休息をしっかりとる
・医療機関には電話してから受診する(絶対マスクは着用してください)
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